お～い爆発さん

京都の二条城が一口城主を募集、でもそれで50億もの寄付が集まるか？

さすが京都の二条城、一口城主の特典が見事に吝い。

京都市は平成２３年度から始まる二条城の改修のために
修費の半額の５０億円を募金でまかなう「一口城主」プランを発表した。

二条城は慶長８（１６０３）年に徳川家康が築城。京都市中心部にある
平城で二条城は江戸時代の始まりと終わりを象徴的に示す場所でもある。

現在放送している大河ドラマ「龍馬伝」で、おそらく11月の始めに流れるで
あろうエピソードで江戸幕府の最後の将軍となった第15代徳川慶喜が、
二の丸御殿大広間一の間で諸大名を集めて大政奉還を発布が
歴史上では有名。

二の丸御殿が国宝に指定され、平成６年には世界文化遺産に
認定された。

寄付額は自由で、特典として１万円以上を一口として
「一口城主」に認定し、城主の認定ステッカーや入城料が無料
になる入城証などをプレゼントする。

また1万円以上100万円未満で一日城主になれる抽選の権利を
得ることができる。
1日城主なると非公開文化財の内部や御殿室内、
修理現場など見学ができ、1万円以上100万円未満の人は抽選で
ペア10組で100万円以上の寄付者はもれなくなれるという。

改修は開城以来で最も大規模になり、20年近くをかけて
改修するそうだ。

このニュースに一言
熊本城の一口城主制度に倣って寄付金を集めようとしたのだと思うが
どう考えても50億は集まらないだろうと思う。

熊本城の場合は募金目標額が７億円で一口1万円で
芳名板の名前を掲示し「永代帳」に記載し永久保存、
記念城主証、一口１万円で1年間の特典を
受けることができる優待証「城主手形」
（熊本市が管理する１5の有料施設へ無料で入園できる）を発行、
とある程度のプレミア感がある。

一方、二条城では希望者のみインターネット上の協力者名簿への記載、
一口１万円で1年間の二条城のフリーパス、
あとは１０万円以上で飾り扇子、とあまりプレミア感が無い。

特に気になったのは名前の扱い。
熊本城は感謝の意味もこめて芳名板の名前を掲示しており、
「永代帳」に名前が後世に残る
（キン肉マン・マリポーサみたいなこともあったが・・）。

一方で二条城は希望者がインターネット上の協力者名簿へ記載のみ。
寄付をお願いしてもらう立場ならせめて希望者に限り
二条城の近くで名前を掲示して
「これらの方々の寄付のおかげで二条城は改築しています」ぐらい
書いたらどうか？