ザッケローニ新監督は驚くほどラテン人らしさを感じない人
「報道ステーション」と「NEWS ZERO」の
個別インタビューを観て感じた感想。
個別インタビューを観て感じた感想。
まずなによりも感じたのは「良い人だな」という印象。
年齢的には失礼だが知的な好々爺という感じがした。
記者会見の時は半分以上ろくでもない質問だったが
2つの番組のインタビュアーが元日本代表だった
ということもあり、そこそこ実のある話が聞けた。
どうやら、ワールドカップの形からどれだけほどほどに
攻撃の比重を傾けられるかというのが戦術のテーマになるっぽいね。
個人的にはデンマーク戦ぐらいのバランスでいいんじゃないかと
思うがもう少し攻撃的なるかも知れない。
ただ攻撃的といっても中盤にアンカーを一人いれて
中盤の攻撃を厚くするのか、ディフェンシブな選手で中盤を固めて
サイドの攻撃を厚くしてサイドの選手を攻撃的にするのか。
中盤の攻撃を厚くすればカバーするサイドの守備負担が増えるし、
サイドを厚くすれば中盤の守備負担が増える。
これは監督によって考え方が違うので実際観てみないとわからない。
バランスというものを重視すると言っている監督なので
どちらも攻撃的というのは無いと思う。
一つ心配な事。
インタビュー中のザッケローニ新監督からはまったくと
言っていいほど、良い意味での毒気が感じられなかった。
覇気だとか野心と言い換えてもいいけどまったくもって
脂ぎったエネルギッシュさというものが無い。
今、ドイツの2部でプレイしている相馬は
「基本ラテン系のチーム(彼の場合はポルトガル)は全員、
ラモスか闘莉王みたいな人間しかいない」とかつて語っていた。
基本的に自己主張が激しいと言う意味なのだが、
イタリアの選手とかそのメディアとか観ててもそれは変わらないと思う。
ところがザッケローニ新監督にはラテン気質の
自己主張の強さがあまり感じられない。
ただ、「ザッケローニの侍が良い仕事をした思われるようにしたい」
と言っているのでまったく無いとはいわないけどね。
象徴的だったのは2つの番組での新しい日本代表に
期待している人たちへのメッセージ。
この言葉には正直驚いた。
今まで日本代表の監督をしてきた基本的に
「私」と言う言葉が常にあった。
わかりやすくいうと
極端にまとめると歴代の監督はこういうスタンス。
トルシエとかジーコとかオシム、岡田前監督だって
そういうところがあった。
別に前の監督達が自己主張が強いわけでなく、
勝負の世界ではこれが普通。
インタビューでのザッケローニ新監督にはそういう
監督としての「私」の強さが感じられない。
こういう監督で大丈夫か?というのが始まってもいない
今から心配ではある。
ただこういう監督がちゃんと選手を育て、
ザッケローニ新監督をリスペクトする選手が集まったら
「ザッケローニのために」
といって浪花節的なすごい結束力のチームになる可能性はある。
「みんなで日本代表を強くしていきましょう」と言う言葉に
不安にもなったけど、ちょっと感動したのも事実だし。
さてどうなりますか。
こちらもどうぞ
スポニチ「ザッケローニに決定!!」、日刊「ペケルマンに決定!!」
→日本代表監督にザッケローニ決定で日刊スポーツ大敗北
ザッケローニ新監督の就任インタビューは
なんかいろいろなものがみえたなぁ
暫定JAPANVSパラグアイ戦の感想

FC2 Blog Ranking
年齢的には失礼だが知的な好々爺という感じがした。
記者会見の時は半分以上ろくでもない質問だったが
2つの番組のインタビュアーが元日本代表だった
ということもあり、そこそこ実のある話が聞けた。
どうやら、ワールドカップの形からどれだけほどほどに
攻撃の比重を傾けられるかというのが戦術のテーマになるっぽいね。
個人的にはデンマーク戦ぐらいのバランスでいいんじゃないかと
思うがもう少し攻撃的なるかも知れない。
ただ攻撃的といっても中盤にアンカーを一人いれて
中盤の攻撃を厚くするのか、ディフェンシブな選手で中盤を固めて
サイドの攻撃を厚くしてサイドの選手を攻撃的にするのか。
中盤の攻撃を厚くすればカバーするサイドの守備負担が増えるし、
サイドを厚くすれば中盤の守備負担が増える。
これは監督によって考え方が違うので実際観てみないとわからない。
バランスというものを重視すると言っている監督なので
どちらも攻撃的というのは無いと思う。
一つ心配な事。
インタビュー中のザッケローニ新監督からはまったくと
言っていいほど、良い意味での毒気が感じられなかった。
覇気だとか野心と言い換えてもいいけどまったくもって
脂ぎったエネルギッシュさというものが無い。
今、ドイツの2部でプレイしている相馬は
「基本ラテン系のチーム(彼の場合はポルトガル)は全員、
ラモスか闘莉王みたいな人間しかいない」とかつて語っていた。
基本的に自己主張が激しいと言う意味なのだが、
イタリアの選手とかそのメディアとか観ててもそれは変わらないと思う。
ところがザッケローニ新監督にはラテン気質の
自己主張の強さがあまり感じられない。
ただ、「ザッケローニの侍が良い仕事をした思われるようにしたい」
と言っているのでまったく無いとはいわないけどね。
象徴的だったのは2つの番組での新しい日本代表に
期待している人たちへのメッセージ。
「みんなで日本代表を強くしていきましょう」
この言葉には正直驚いた。
今まで日本代表の監督をしてきた基本的に
「私」と言う言葉が常にあった。
わかりやすくいうと
「私」が日本代表を強くします。困難なこともあるでしょうが
温かく見守って「私」の作ったチームを応援してください。
極端にまとめると歴代の監督はこういうスタンス。
トルシエとかジーコとかオシム、岡田前監督だって
そういうところがあった。
別に前の監督達が自己主張が強いわけでなく、
勝負の世界ではこれが普通。
インタビューでのザッケローニ新監督にはそういう
監督としての「私」の強さが感じられない。
こういう監督で大丈夫か?というのが始まってもいない
今から心配ではある。
ただこういう監督がちゃんと選手を育て、
ザッケローニ新監督をリスペクトする選手が集まったら
「ザッケローニのために」
といって浪花節的なすごい結束力のチームになる可能性はある。
「みんなで日本代表を強くしていきましょう」と言う言葉に
不安にもなったけど、ちょっと感動したのも事実だし。
さてどうなりますか。
こちらもどうぞ
スポニチ「ザッケローニに決定!!」、日刊「ペケルマンに決定!!」
→日本代表監督にザッケローニ決定で日刊スポーツ大敗北
ザッケローニ新監督の就任インタビューは
なんかいろいろなものがみえたなぁ
暫定JAPANVSパラグアイ戦の感想

FC2 Blog Ranking
- 関連記事
-
- レアル・マドリードの監督を務めたマヌエル・ペジェグリーニは本気で日本代表監督就任を考えていたようだ (2010/10/25)
- アジアカップ決勝オーストラリア戦のスターティングメンバー (2011/01/29)
- フェイエノールトの亮君にオランダや日本のマスコミが盛り上がりすぎてフェイエノールトが4~6週間の取材規制を決める (2011/02/25)
- 「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン!」後半の感想 (2011/03/29)
- カイセリスポルの今のチャンスをみると中村憲剛も悩むわなぁ (2010/12/14)
- 明日のアジアカップ・ヨルダン戦の日本代表のスタメンでも予想してみる (2011/01/08)
- アジアカップ・カタール戦の選手個別評価 (2011/01/22)
- 今日のJリーグの試合にはドイツクラブのスカウトがたくさんいたらしい (2010/11/23)
- フィテッセの安田理大が契約を延長 (2011/03/31)
- いよいよ、8日未明に開幕するアジアカップで日本代表に望むこと (2011/01/07)